ナネアのコニコニ日記
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ウエディングプランナー 岡村奈奈  http://www.nanea.jp

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GOLDEN☆BEST G-クレフ~Golden Balls〜
GOLDEN☆BEST G-クレフ~Golden Balls〜_f0025970_0323515.jpg

本日(10/31)発売です。

GOLDEN☆BEST G-クレフ~Golden Balls~

G-クレフのベスト盤です。


---
G-クレフとは・・・
Sony Music(G-クレフ)公式ページ
http://www.sonymusic.co.jp/Music/Arch/SR/GClef/
---


私が中学生だった90年頃、
NHKの音楽番組にレギュラーで出ていて、
徐々にファンになりました。


中2の秋に初めてライブを観て
猛烈にファンになり、
やがて追っかけになりました。



全都道府県に文通友達をもって
高校生のときには1人で地方公演にも出かけていたことは
仕事を通じたインタビューなどでも話しているとおり、
私の青春そのもの。



私が高校3年生の夏(94年)に解散して
最終公演をかばんの中でこっそり録音していたライブのカセットテープには
終演後、死ぬほど泣いている自分の声も ずっと入っていて
(何十分も、ずーっと、ホールの外で泣き続けている、吐くような泣き声。あれは思い出すだけで、今でも泣ける。)


追っかけも限度が過ぎていた私は、
発表の半年前に解散のことを知ってしまって、
世界の終わりみたいな日々を過ごしたこともあった。


G-クレフが決めたことだから」
悲しいという以外の気持ちはなかったけど、

人生で初めて味わう、どうしようもない悲しい気持ちと、
うまく付き合うことができなかった。



最後のツアーは、もちろん東名阪3日とも追いかけて、
一生ぶんの貯金(貯幸)をするように楽しんだし、いっぱい泣いた。


だけど、
解散まもなくからソロ活動が始まって、
それまで大きなホールでしか観れなかった人たちを
小さなライブハウスで頻繁に観られるようになったり、

解散した年のクリスマスにファンクラブから届いたビデオで笑い転げたり、

終わりだと思った世界の先には、想像もできない新しい世界が広がっていた。



数年後、私はなんとなく「スタッフ」のようなかたちで
(あえてそんな言い方をするとしたら「大好きな、元・G-クレフの人たちと」)
接することができる環境にいられるようになってしまった。


一生ぶんどころか、前世と来世のラッキーを使い果たしてしまうような幸運だけど
極めて自然な運びのようにも思えた。(それこそが最大のラッキーか。)



「元」とか(元・G-クレフ、元ファン、みたいな)
言うのは、あまり適切ではないと思っていたので

G-クレフのことは
世界一大好きだけど、あまり話に出さなくなった。




このたび、G-クレフのベスト盤が、メンバーの手によって選曲、再編されて発売される。

解散から18年経って、
ようやく堂々と、G-クレフの話ができる。
(誰にも禁じられていないけど。私はちょっとかっこつけていたのかもしれない)



20年前(約)の音楽が、
懐かしいというだけでなく、
こんなに輝いていて、本当に嬉しい。

尖っていて、遊んでいて、挑んでいて、うたっていて、

予想や期待とかいうものが全く通用しない。



すっかり使い果たしてしまったと思っていた私の幸運は
このために、少し残っていたみたいで

私はこのアルバムが、
G-クレフの手で、
(きわめて「G-クレフらしい」かたちで)
とても大切に作られたということを知ることができた。



嬉しいし、
誇らしいし、
ありがたいことです。


20年前の私と、
あのとき一緒に泣いたファン仲間に(きっと今は普通のお母さんたち?)
届いたらいいなと思う。


「よかったねー」って肩組んで歌いたい。



この強烈なジャケットは
このアルバムやG-クレフの意向をよく理解してデザインされている。
私が(勝手に)恩人と呼んでいる、Fukiさんによるもの。

中身もこだわっているけれど
できればCDの1回目は、クレジットを読まずに聴くのをおすすめしたいです。


ライブみたいで、
次は何が来るのかしら と、わくわくドキドキするでしょう?


それぞれに、すてきな発売日を迎えられますように。
by nanea | 2012-10-31 01:30 | 日記